小笠原マルベリー

海軍振分山平射砲台


 

概要

 

かなり大きな海軍振分山平射砲台。

 

砲台は2つありますが、

どちらも大砲は残っていません。

戦時中に、別な場所に移設されたようです。

十二糎高角砲が据えられていたようです。

 

父島では、

これほど大きな砲台は見たことがありません。

十二糎砲よりも、

もっと大きな砲を据えることも可能な砲台であったと思います。

 

またここは岩場を掘った洞窟陣地ではなく、

コンクリートのトーチカです。

 

父島では、洞窟ではない、

トーチカタイプの平射砲台は珍しいです。

陣地の上は、

土と植物(サイザルアサやリュウゼツラン)で、

カムフラージュされています。

 

この砲台の周辺は、

返還後しばらくは土地利用されていた所です。

(都の牧場)

その時に、

砲台内部は物置や休憩所として利用されていたようです。

そのため、ビールケースが残っています。

 

 

 

 

実際の様子

 

 

 

<砲台1>

 

外観

 

内部

 

 

 

内部

 

 

内部から銃眼側

 

砂に埋まる出入口

2か所あり

 

 

 

<砲台2>

 

外観

周辺はおもにサイザルアサにおおわれる

 

 

 

内部

かつてこのエリアで牧場利用があったころの残骸

置場だったり、休憩場所だったりであろうか。

 

 

出入口

この穴だけかろうじて出口が見える

 

内部から銃眼側

 

木々の隙間からの展望

二見港外を狙う

 

 

 

 

 

 

訪れるには?

 

道路から15分ほど林内いを歩きます。

 

砲がないので、めったに行きませんが、

トーチカが巨大なので見る価値はあります。

リクエストがあれば、行くことは可能です。

 

戦跡ツアー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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