「海の底」(有川浩)
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「海の底」(有川浩)
概要
2005年発行、「海の底」(有川浩)。
キーワードは、
サガミレガリス、海上自衛隊潜水艦「きりしお」、警察庁・神奈川県警といったところでしょう。
代表的な登場人物は
「きりしお」に逃げ込んだ自衛官2人と子供たち。
レガリスに対処する警察関係の人たちといったところです。
簡単に言うと、
ありえない(たぶん)生物が海から地上に上がってきて、
人々を襲い死傷者が出たのち、自衛隊によって駆除される話です。
話の中心は、自衛隊が出動する前の警察の対応の様子と、
「きりしお」船内の様子です。
そして有川作品につきものの、
男(自衛官)・女(高校生)が惹かれる話も当然ついてきます。
結末をお楽しみに。
物語は
サガミ・レガリスが上陸して、人々を襲うところから始まるので、
まるでパニック映画のようです。
のちに陸上自衛隊が出動して、あっさり駆除完了なのですが、
そこに至るやり取りは日本らしい弱点をうまく出ています。
問題提起でもあるかもしれません。
さっさと、
自衛隊が出てきたら、物語にならなかったでしょうけど。
有川作品について
有川浩 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
有川浩: マルベリーの日記&小笠原情報箱 (seesaa.net)
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