小笠原マルベリー

コウエンボクの黄花が咲いています(’21/6月下旬)


 

コウエンボクの黄花が咲いています(’21/6月下旬)

 

概要

 

小笠原村福祉センターの敷地内で

植栽のコウエンボク(マメ科・外来種)が咲いています。

 

恥ずかしながら、

わりと最近まで、ホウオウボクの黄花タイプと思っていました。

 

街路樹のホウオウボクが花盛り(’21/6月初旬)

 

きちんとコウエンボクと認識したのは昨年からでした。

昨年は9月頃咲いていました。

今年が早いのかどうか、この2年の比較だけだと分かりません。

 

黄花が目立つ高木のコウエンボク(黄炎木)

 

父島で、

コウエンボクが植栽されている場所はわずかだと思います。

僕が認識しているのは、この福祉と警察の官舎ぐらいです。

 

福祉のは、かなり大きく育ち、樹高は10mほどにもなります。

それなりに木陰を作っていますね。

 

 

 

和名

 

コウエンボクは「黄炎木(黄焔木)」と書きます。

「公園木」ではありませんから。

 

黄色の花を炎のように見立てたのでしょうね。

あるいは

英語名「yellow-flame tree」からきたのかもしれません。

 

他にジュンケイボクともいいますが、

「盾形木」ではなくて、「盾柱木」と書くのが不思議です。

ジュンケイボクの由来は

めしべの柱頭が盾のような形ということです。

 

 

 

実際の様子

 

樹高は10m程度までのびています。

 

円錐花序をのばし、花をつけています。

 

花は黄色5弁、しわくちゃな花形であまり整ってはいません。

おしべ10,めしべ1(柱頭は緑、盾形)です。

 

緑の部分が柱頭で盾形。

 

葉は2回羽状複葉です。

いかにもマメ科という感じです。

 

 

 

 

見るには?

 

僕が知っているのは2箇所。

 

1つはこの場所で、小笠原村福祉センターの敷地内。

もう1つは

公務員住宅敷地内なので、紹介はやめておきます。

 

見たい方は福祉センターを訪れてください。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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