小笠原マルベリー

ハスノハギリ(雄花と雌花)


 

ハスノハギリ(雄花と雌花)

 

概要

 

’21/6月下旬、集落近い海沿いで、

ハスノハギリ(ハスノハギリ科・広域分布種)が花をつけていました。

 

花期は普通7-8月頃です。

花は乳白色の小花でたくさんつきますがあまり目立ちません。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(28)ハスノハギリ

 

本種は雌雄同株ですが、

花は雌雄があって、雄花と雌花に分かれています。

 

1つの花序には、普通3つの花をつけますが、

中央部1が雌花、両側2が雄花です。

(雌花1、雄花1の花序もあります。)

 

まだ咲き始めで開花しているのは少なめですが、

雄花も雌花も少しずつ見つけたので、このあと具体的に紹介します。

 

 

 

 

花序の先端

 

 

花序の先端は普通、3つの花をつけます。

中央部1が雌花、両側2が雄花です。(雌花1、雄花1の花序もあります。)

雌花は付け根の部分(子房)が脹らんでいます。

 

 

 

 

 

雄花

 

雄花の付け根には膨らみがありません。

 

雄花

 

雄花は萼片3・花弁3・おしべ3・(めしべは退化)。

赤く見えるのが葯につく花粉。

 

萼片と花弁はほぼ同じ色で、萼片の方がやや大きめです。

 

 

 

 

 

 

雌花

 

雌花は付け根(子房)にふくらみがあります。

 

雌花

 

雌花は萼片4・花弁4・めしべ1・(花粉のないおしべ4)。

柱頭はやや赤味(薄いピンク)を帯びています。

萼片と花弁はほぼ同じ色で、萼片の方がやや大きめです。

 

 

 

 

見るには?

 

ハスノハギリは海岸林の主要樹木ですので、

たいがいの海岸に生えています。

 

ただし、かなり大木になるので、

花を間近で見られる個体は限られています。

タイミングよく、花を見るのは難しいです。

 

ツアーでも、樹木や果実は紹介しますが、

花を紹介できることはめったにありません。

 

総包葉にくるまれるハスノハギリの果実

 

 

森、景観ツアーなどで紹介します。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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