海岸付近に野生化するハマスゲ
目次
概要
洲崎の残土置き場で見つけた
ハマスゲ(カヤツリグサ科・外来種)です。
花茎がのびていました。
集落付近の空き地でも生えています。
和名の通り、
海岸に近い砂質地などが好むようです。
ですから、
山中で生えていることはまずないと思います。
夏から秋にかけて、花茎がのびます。
そうすると、
ムニンテンツキ(固有種)にやや似ています。
海岸に近い場所で、
ムニンテンツキに似ていたら、ほぼこれでしょうね。
小笠原で野生化しているのは
父島や母島などのようです。
和名
ハマスゲは「浜菅」です。
海岸付近で生えるスゲという意味です。
スゲの語源はいくつかあるようです。
ただし、本種はカヤツリグサ属です。
ハマスゲとついたのは
葉などがスゲに似ているからとなのでしょう。
実際の様子
残土置き場で生えてきたハマスゲ
そのうち、また土に埋まります
茎の基部は球形状に肥大、細長い匐枝をのばす
花茎がのびています
カヤツリグサ科なので、茎は三角
花序は1回分枝し、小穂は線形
小穂には多数の両性花をつけます
黄色がおしべ(1-3)、白がめしべ(柱頭3)
見るには?
海岸に近い砂地や空き地に生えています。
小笠原では外来種で、印象にも残らない植物なので、
紹介することはごく稀です。
興味のある方はリクエストしてください。
前の記事へ