小笠原マルベリー

発電所の外壁に広がるオオイタビ


 

発電所の外壁に広がるオオイタビ

 

概要

 

父島・奥村には、

東京電力パワーグリッドの小笠原父島内燃力発電所があります。

東京電力パワーグリッド│送配電 (tepco.co.jp)

 

 

父島ライフラインのインフラ紹介

 

その道路沿いの外壁は

オオイタビ(クワ科・外来種)で覆われています。

 

オオイタビは雌雄異株のつる性樹木です。

島内ではあまり見ない樹種で

最近まで名前も知りませんでした。

 

花を見ることがないのに、

果実をつけているのには、気づいていました。

 

とすると、

イチジク属の植物かと思い調べてみました。

それで、オオイタビというのがわかりました。

イチジク属 – Wikipedia

オオイタビ – Wikipedia

 

 

クワ科イチジク属なので、

果実と思えるものが、花嚢であり、果嚢ともなります。

読みはどちらも「かのう」。

イチジク – Wikipedia

 

花嚢の中に、おしべ、めしべをつけています。

受粉には

種ごとに決まったコバチが媒介しているといわれています。

 

雌雄の花嚢は同形です。

雌株の花嚢がのちに果嚢となると、食用になるようです。

 

本種は、

この場所以外で植えられているところが、あまり印象にありません。

また今後探してみます。

 

 

 

 

和名

 

オオイタビは「大崖石榴」。

オオイタビは

大きなイタビということです。

実際にイタビカズラなどの種もあります。

 

イタビとはイヌビワの別名のようです。

イヌビワも、同じクワ科イチジク属です。

 

 

 

 

現地の様子

 

発電所の外壁一面に広がっています。

 

 

葉は全縁(鋸歯がない)で卵型

若い葉はかなり小さめ

葉の先端はとがり気味ですが、鋭角にとがってはいません

 

緑の花嚢(花の状態)

 

 

同上  下側(ここからコバチが入る)

 

 

花嚢が色づいてきた状態

のち雌株の花嚢は果嚢となる

 

雄株の花嚢断面

上部の白っぽいところが雄花 

その下側の茶色部分が雌花(虫えい花) 

 

これは雄株の花嚢なので食用にはなりません。

www.hicat.ne.jp/yakuoudo/kimagure tusin/order7/555.htm

 

 

 

 

見るには?

 

火力発電所は奥村にあり、

大きな煙突が目立ちます。

この外壁は

小笠原海洋センター行く道沿いにあります。

 

ツアーで紹介することはほとんどありません。

リクエストがあれば紹介します。

 

全ツアーメニュー

 

この記事を書いた人

吉井 信秋

大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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