小笠原マルベリー

黄白色のカラタネオガタマの花


 

 

概要

 

’21/12月中旬、

カラタネオガタマ(モクレン科・外来種)の花を確認。

本種はトウオガタマともいう。

 

父島で何本あるかわかりませんが、

初めて気づきました。

以前からあるはずですが、

道からやや離れていて今まで気づきませんでした。

 

夕方、通った時に芳香で気がつきました。

翌朝、

もう一度行きましたが、芳香はなかったです。

芳香の出る時間帯があるのかもしれません。

 

本種は低木性~小高木の樹木です。

この場所の個体もまだ低木です。

 

ちなみに小笠原では

モクレン科植物はこれしか見たことがないです。

これは外来種ですが・・

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

 

 

 

 

 

和名

 

カラタネオガタマは「唐種招霊」と書きます。

トウオガタマは「唐招霊」です。

 

中国から来たオガタマノキ(招霊木)という意味のようです。

オギタマから転じたオガタマは、

和名の通り、神道とのかかわりのある樹木です。

御招霊 – Wikipedia

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

樹名板

 

樹形  背丈は2mほど

 

 

花被片は黄白色6(花弁3、萼片3)、

おしべ多数、めしべ多数

花被片は、

小3(花弁に相当)・大3(萼片に相当)に分かれる

 

花被片の縁は赤味を帯びる

 

葉は互生

 

幹はやや白っぽい

 

 

 

 

 

見るには?

 

亜熱帯農業センター内で見られます。

 

父島のおもな観光・学習施設

 

ただし、植栽位置が道の奥の方にあるので、

近くで見るのは難しいです。

 

 

この場所は

景観ツアーか森のツアーで訪れることがあります。

 

 

自然景観(島内観光)ツアー

 

森歩き

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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