小笠原マルベリー

果実に10本の脈のあるヒロハフウリンホオズキ


 

概要

 

’21/11月中旬、洲崎の残土置き場で、

ヒロハフウリンホオズキ(ナス科・外来種)を見つけました。

ヒロハフウリンホオズキ / 国立環境研究所 侵入生物DB (nies.go.jp)

 

本種はセンナリホオズキともいうようです

いくつかの資料を調べたところ、

かつては他種との混乱もあったようです。

 

野生化しているのは父島・母島などです。

父島では

人家周辺の空き地などで野生化しています。

 

今回見つけた場所では花も果実も見られました。

(果実はまだわずかで熟れてはいませんでした)

花期は夏から秋にかけてです。

 

ちなみに小笠原では、

ブドウホオズキやヒメセンナリホオズキも野生化しているようです。

 

 

 

 

 

和名

 

ヒロハフウリンホオズキ「広葉風鈴酸漿」です。

広い葉で、

風鈴のようなホオズキをつける種ということでしょう。

 

センナリホオズキ(千成酸漿)とも言います。

センナリは果実が多いことを指すのでしょう。

 

ホオズキの語源はいくつかあるようです。

ホオズキ – Wikipedia

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

残土置き場の上で、野生化しています

さらに残土が置かれると埋まります

 

葉の形は先のとがった卵型

縁は間隔の広めの鋸歯があります

 

花は親指の爪より小さい

 

花は淡黄色、花冠は杯形(正面から見ると星形)

おしべ5、めしべ1です。

それぞれのおしべの長さには違いがあります

 

果実を包むものは萼片が袋状になったもの

袋に10本の黒っぽい脈があるのが特徴的

 

熟れると食用になるようです

 

 

見るには?

 

人家周辺の空き地で生えているのを見ることがあります。

 

雑草的な植物なので、

ツアーでの紹介はほぼありません。

リクエストがあれば紹介します。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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