腐敗臭で虫を寄せるサンコタケ
目次
概要
’21/12月中旬、林内でサンコタケを見つけました。
それほど大きくはないですが、
赤い色で目立ちます。
サンコタケは地上性のきのこで、
黄色ないし紅色で腕が3本(以上)あります。
腕の上部は普通くっついています。
本種は
腐敗臭を放ち虫をよせるきのこです。
サンコタケ | きのこ図鑑 (kinoco-zukan.net)
サンコタケ/野生きのこの世界 -(jataff.or.jp)
きのこの近くでにおいをかぐと
それがよくわかります。
腐敗臭のもとは腕につく黒い粘液(グレバ)です。
虫が来ることで、
胞子を運んでもらうのでしょうね。
サンコタケの色は
黄色や紅色(赤色)があります。
小笠原では紅色しか見たことがありません。
和名
サンコタケは「三鈷茸」と書きます。
柄が3個出ているからではありません。
仏具の三鈷(サンコ)に似たきのこという意味です。
実際の様子
全景
地上部から腕の先までは5-10㎝ほど
初め、地上部に白い卵のような幼菌が出て、
のち腕がのびます
粘液の周りには小さなアリが集まっています
粘液はかなり臭いです
腕の先はくっつきます
見るには?
コンスタントに見られるところはありません。
出る時期もバラバラです。
一期一会を期待しましょう。
ふつうは林内ででるので、
森・戦跡・山のツアーがチャンスありです。
ツアーで見つけたらご紹介します。
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