チチジマクロキ、ごくわずかに開花(’22/1月初旬)
目次
概要
’21年末、
チチジマクロキ(ハイノキ科・固有種)の樹勢衰弱が気になっていました。
開花しそうな個体(№966)も、
1つしか見つかられませんでした。
’22/1月初旬にチェックしたところ、
5輪ほど咲いたあとと、1輪だけ咲いている状態がありました。
このチチジマクロキ、
全体の株数や、開花個体はどのぐらいかは
僕は知りません。
ただ、かなり少ないのは間違いないです。
一体、
この島で何株ほどが開花しているのでしょうか?
開花状況
全景
樹高1.5ⅿほど
’22/1月初旬時点、最後の一輪開花
花の拡大
花は乳白色、5深裂(5弁ではありません)。
おしべは多数、5束生(五体雄蕊)。めしべは1(柱頭は3裂)。
種の保存法
チチジマクロキ、
かなり個体数は少ないです。
しかし、種の保存法には指定されていません。
指定検討の必要がかなりあるかと思います。
なお近縁種のウチダシクロキは
種の保存法に指定されています。
list_ESPA20210401.pdf (vill.ogasawara.tokyo.jp)
見るには?
このブログで紹介している個体は
林内の奥にあり、ツアーで行くことはできません。
ルート沿いのは、
他の樹種の陰でかろうじてみられる程度です。
見たい方はリクエストして下さい。
ただし、花はつけていません。
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