小笠原に来なくてはいけない理由、その22「浜辺でうぐいす砂が見られる」
目次
概要
世界でここだけというと
たぶん動植物の固有種が頭に浮かんでくると思います。
でも、
浜辺にあるうぐいす砂(鶯砂)もそうなんです。
小笠原諸島の地質と見所 (kanazawa-u.ac.jp)
無人岩が風化浸食を受けると、かたい古銅輝石だけが残り、
やがて波に洗われて海岸に集まり緑色のうぐいす砂となります。
まさにウグイスのような色合いです。
国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo (kahaku.go.jp)
日本の地質百選:父島無人岩(ボニナイト)[地質情報ポータルサイト]
小笠原諸島の地質と見所 (kanazawa-u.ac.jp)
ですから、
無人岩のあるエリアではうぐいす砂が見られます。
聟島列島から父島列島にかけて。
母島列島、火山列島では見られません。
父島では、
西海岸や初寝浦の砂の緑色が濃いように感じています。
写真は西海岸です。
ちょっと緑っぽく見えますよね。
なお貴重な砂ですので、
持ち帰りはなしでお願いします。
(特別保護地区などは法的にも禁止されています)
実際の例
西海岸
釣浜
見るには?
父島では東側の浜辺が、緑色が濃くてわかりやすいです。
具体的には、初寝浦や西海岸です。
近場では釣浜なども。
ただし、色合いが前者よりはやや薄いです。
初寝浦は自由に歩けるルートです。
ツアーではほとんど行くことがありません。
西海岸は
指定ルートのためガイド同行となるルートです。
ツアーで行くのはごくまれです。
希望の方はリクエスト願います。
釣浜も自由に歩けるルートです。
まちからは一番近い浜です。
釣浜は高台の駐車場から10分ほどで降りられます。
参考「小笠原に来なくてはいけない理由」
小笠原ならではのこと、ナンバー1、オンリー1のことを集めてみました。
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