小笠原マルベリー

小笠原に来なくてはいけない理由、その12「ハシナガイルカのスピンがすごい」


 

概要

 

小笠原近海で通年みられるイルカは2種。

ミナミハンドウイルカとハシナガイルカです。
ハシナガイルカ – Wikipedia

 

愛くるしいミナミハンドウイルカは

ドルフィンスイムの対象でとても人気です。

 

ハシナガイルカはまた別な意味ですごい。

日本近海沿岸域では

小笠原沿岸ぐらいしか見られないようです。

そういう意味で

ミナミハンドウイルカよりレア感のあるイルカです。

 

ハシナガイルカは、

警戒心が強いので、船上観察がおすすめ。

船上観察でも、

船の操船によっては、行動が変わったりするほどです。

 

船上観察では、

英名Spinner Dolphinという通り、時々スピンが見られます。

クルクル飛び回ります。

 

ハシナガイルカの日周行動は夜行性と考えられます。

夜明けから日中早い時間は沿岸域で休息タイム。

それ以降から夜間は、沖合で索餌行動です。

 

ウォッチングで見る時間帯はこの休息タイムが大部分です。

ですので、

ウォッチングは慎重にしてあげたいものです。

 

スピンが活発になるのは

休息時間が終わって、行動が活発になりだしてからです。

 

 

 

 

和名

 

ハシナガイルカは「嘴長海豚」です。

 

「嘴長」(はしなが)は

「くちばし」(口吻)が長いということです。

 

英名の「Spinner Dolphin」は、

しばしばスピンしながらジャンプするからです。

 

 

 

 

スピン写真(吉井信秋撮影)

*禁無断利用

 

 

 

 

 

 

 

 

船上から

 

水中

 

 

 

 

 

島かるた

 

ハシナガイルカは

「島かるた」のキーワードにもなっています。

ハシナガイルカ:

「舳先につき スピンもよくする 人気者」

 

小笠原 島かるた(小笠原村商工会)

 

 

 

見るには?

 

主に午前、休息で沿岸にいるときは、

展望地や海岸から見える時もあります。

 

ボートのツアーでは

時々出会うようです。

ドルフィンスイム&南島 – 小笠原村観光協会 

 

 

 

 

 

参考「小笠原に来なくてはいけない理由」

 

小笠原ならではのこと、ナンバー1、オンリー1のことを集めてみました。

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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