「アキラとあきら」(池井戸潤)
目次
概要
2017年発行、
「アキラとあきら」(池井戸潤)。
文庫本ですが、700ページ以上あるので、
かなり読みごたえがあります。
境遇の違う世界で育った
二人のあきらが主人公の経済小説。
二人のあきらは階堂 彬と山崎 瑛。
境遇が違う中、
二人は幼いころにわずかに接点があります。
本格的な接点は金融機関入社以降です。
二人は同じ金融機関に入社します。
のちに階堂彬は
実家の跡を継ぎ海運会社の社長に就任。
そこでの融資の件で、
二人の接点が本格的に。
感想
主人公の幼いころの生い立ちから始まるので、
はじめの方はあまり面白く感じません。
特に、
山崎 瑛の家は町工場で、倒産してしまうからです。
そこを乗り越えて読んで、
成長してからは、どんどん読み進めます。
最後は、
ハッピーエンドとは言えないかもしれませんが、
無事、解決です。
よかった。
なお本書の主要な舞台となる企業が
「東海郵船」です。
小笠原海運の親会社の「東海汽船」とかぶってしまって、
フィクションとは思えませんでした。
’22年夏、映画化
’22年夏、映画化されますね。
二人のあきらは竹内涼真と横浜流星さんです。
映画『アキラとあきら』公式サイト|2022年8月26日(金)公開 (toho.co.jp)
番外:もう一人のあきら(旭)
我が家の長男もあきら(旭)です。
旭山(あさひやま)からいただいた名前です。
読みはあきらに変えました。
うちの旭は
この主人公のような学力優秀ではありません。
’22/4月から内地に進学します。
いずれどこかに就職するでしょう。
この本のような金融機関は考えられませんが、
活躍してほしいと思います。
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