夜明・湾岸道路での自生植物(63)オニヤブソテツ
目次
初めに
夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は
90種類ほどあります。
1種類ずつ、特徴や見られる場所を紹介していきます。
島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
(62)オニヤブソテツ概要
オニヤブソテツ(オシダ科・広域分布種)は
常緑で中型の地上性シダ。
葉の形に特徴があるので、
他種との見分けは容易です。
小笠原では、ほかのヤブソテツはありません。
父島の林内では、それほど多くはありません。
感覚としては、
海に近いやや乾いた山地に自生することが多い印象です。
地上や岩上で生えています。
小笠原での分布は
父島列島、母島列島などです。
この夜明・湾岸道路ルート沿いでは、
夜明山付近で数個体見つけました。
和名
オニヤブソテツは「鬼藪蘇鉄」
より堅い(オニ)ヤブソテツです。
ヤブソテツは
藪の中(茂みの中)でソテツのように葉を広げる
という由来のようです。
ちなみにソテツは低木性の樹木です。
シダではありません。
実際の様子
全体形状
葉柄の長さは40-50㎝ほど
葉の表面は革質で、光沢があります
葉身は単羽状複生
葉の先端はとがり気味
葉の縁は全縁となっていますが、ゆるい波状も見られます
胞子嚢群は円形、葉裏に一面に散在する
同上 拡大
ツアーでは
地味な植物ですので、
ツアーで紹介することもめったにありません。
ツアーで使うルート上では、
自生しているところがかなり少ないです。
リクエストがあれば、紹介は可能です。
興味のある方はお伝え下さい。
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