真っ白なイヌシロソケイの花
目次
概要
常緑つる性低木の
イヌシロソケイ(キョウチクトウ科・外来種)。
本種は、
戦後の占領下に、持ち込まれたようです。
集落エリアやその周辺の山地では野生化しています。
三日月山や大神山周辺はあちこちで見られます。
例年3月ごろから開花します。
花期は長めで、
真っ白な花を多数つけてよく目立ちます。
つる性で他の樹木にからみついて広がるため、
なおさら花が目立ちます。
和名
イヌシロソケイは「犬白素馨」
ソケイは芳香のあるジャスミンのこと。
ソケイの語源は諸説あります。
シロソケイ(白素馨)は白い花のソケイです。
イヌ(犬)は、本家との比較で、
やや劣るものによく使われます。
とすると、花の見た目や芳香が、
本家より劣るということでしょうか?
実際の様子
花はやや大柄で真っ白です
筒部が長く、先は9-11裂ほど
裂片の先端はとがり気味
芳香はそれほど強くはないです
細い筒部をのぞいても、
おしべ・めしべはわずかにしか見えません
筒部を開くと、おしべ2、めしべ1があります
野生化している状態(1)
同
野生化している状態(2)
見るには?
大神山、三日月山などで野生化して広がっています。
扇浦方面でも見られるところはあります。
3月以降は、花もよく見られます。
上記のエリアに、
ツアーで通った時に紹介することはあります。
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