小笠原マルベリー

淡青紫のローレルカズラ(ゲッケイカズラ)花


 

 

概要

 

つる性多年草の

ローレルカズラ(キツネノマゴ科・外来種)。

 

父島では複数箇所で野生化しています。

野生化しているところでは、

つる性ゆえ、広くのびて群落をつくっています。

 

小笠原中学校の裏手の石垣や

二業地(要岩がすぐ前方に見えるあたり)では、

ローレルカズラがかなり覆っています。

花街 – Wikipedia

 

花期は5-7月とありますが、

もっと早く、2-3月ごろから咲き、

花期は長いように感じています。

 

花は大柄な淡青紫色です。

よく目立っています。

 

本種は外来種で、

野生化しているのは父島だけのようです。

 

小笠原では

キツネノマゴ科自生種はありません。

 

 

 

 

 

和名

 

ローレルカズラは「ローレル葛」。

 

ローレルとはゲッケイジュ(月桂樹)のことです。

葉が月桂樹に似たカズラ(つる植物)という意味です。

 

また、

ゲッケイカズラ(月桂葛)とも言います。

あるいは、学名から

ツンベルギア・ラウリフォリアとも言います。

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

小笠原中学校裏手、石垣の上を覆うように広がる状態

花も多く咲いています

 

葉腋から総状花序をのばし花をつけます

 

 

花は大柄で淡青紫、中央部は淡黄色

花冠は漏斗型で5裂、おしべ4,めしべ1

 

 

 

筒部は広めで、

外から中のおしべやめしべが見えます

 

見た目ではおしべが2、めしべ1のように見えますが、

分解するとおしべ4,めしべ1がよくわかります

 

おしべは左右で2列になっていて、

前の左右のおしべ2だけ毛が生えています

 

前・後のおしべ

後ろのおしべには毛がありません

機能の違いがあるのかもしれません

 

めしべ柱頭は独特の形

 

和名の由来となったゲッケイジュに似るという葉

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

父島は集落エリアで、

複数箇所野生化しているところがあります。

特に、紹介はしていません。

見たい方はリクエストして下さい。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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