小笠原マルベリー

夜明・湾岸道路一周での自生植物(69)シロテツ


 

はじめに

 

夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は

90種類ほどあります。

それを順に紹介していきます。

島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

 

 

 

(69)シロテツ(ミカン科・固有種)

 

雌雄異株、

常緑低木性(樹高1-3m程度)のシロテツ(ミカン科・固有種)。

 

花期は4月ごろです。

小花を多くつけます。

 

雌雄異株なので、

小花をよく見れば、雌雄が分かります。

比較的、分かりやすいのは、

めしべの柱頭です。

はっきりしていれば、雌株です。

 

父島での分布は

乾性低木林内で多く見られます。

エリアは長崎周辺や東平周辺など。

 

小笠原での分布は

父島列島(父、兄、弟)です。

 

このルート沿いでは

奥村から長崎付近までの低木エリアで

わずかに見られます。

夜明山から傘山にかけてはオバシロテツが見られます。

 

小笠原でのミカン科自生種は5種です。

うち4種が固有種で

本種、オオバシロテツ、アツバシロテツ、アコウザンショウ。

1種が広域分布種で、イワザンショウです。

 

 

 

 

種分化

 

種分化の事例として、

本種も含めた3種が紹介されています。

シロテツ、オオバシロテツ、アツバシロテツです。

untitled (ogasawara-info.jp)

untitled (ogasawara-info.jp)

 

最も分布が広いのがオバシロテツです。

小笠原諸島全域に分布します。

 

シロテツ、アツバシロテツは父島列島にのみ分布です。

アツバシロテツは

オバシロテツの変種のようです。

 

これら3種は、

かつてはシロテツ属として独立属とされていました。

現在はアワダン属とされ、

小笠原ではムニンゴシュユも同じ属です。

 

 

 

 

和名

 

シロテツは「白鉄」です。

 

樹皮が白っぽく、

材がかたいところからの由来のようです。

 

英語名は「white iron wood」、

そこからの日本語訳かもしれません。

(要調査)

 

 

 

 

 

生えている様子

 

花と葉

かなり小ぶりで目立たない花

葉は対生

 

葉腋から円錐花序をのばし小花を多数つけます

花は雌雄とも、4弁、おしべ4、めしべ1

雄花はやや小さいように感じます

 

雄株の花(雄花)

めしべの柱頭が目立ちません

 

 

雌株の花(雌花)

めしべの柱頭が目立ちます

 

 

葉は対生、形は楕円形、前縁

 

同上

 

樹皮は白っぽい

シロテツという和名の通り

 

同上  樹皮

 

 

 

見るには?

 

乾性低木林内で見られます。

父島では長崎周辺や東平が見やすい場所です。

 

長崎周辺は自由に歩けます。

 

電信山歩道(釣浜口~長崎)・・随所に展望・涼期向き

 

東平のルートは入林パスがいるので、

観光の方はがガイドツアーで歩いてください。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

東平は森歩きで訪れる定番ルートです。

半日でも一日でも訪れます。

 

森歩き

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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