海辺付近や園地で見られるイヌシバ
目次
概要
常緑多年草のイヌシバ(イネ科・外来種)。
’22/5月下旬、
イヌシバは花をつけていました。
父島の浜辺付近で、
イヌシバの広がるところが複数箇所あります。
それらの場所は
植栽地と野生化したところとあるかと思います。
資料によると、
1980 年供用開始の都立大神山公園に植栽されました。
また,
ほかの場所にもイヌシバが芝生として植栽されています。
都立大神山公園の造成時に沖縄から導入されたとのことです。
日本緑化工学会誌30巻4号p.639-p.648 (jst.go.jp)
イネ科なので、
花をいっても地味でわかりにくいです。
小穂をよく見ると、
おしべやめしべが出ています。
本種の小笠原の分布は父島だけのようです。
和名
イヌシバは「犬芝」です。.
植物では、
本家より劣るという意味で、
イヌとつけられることがほとんどです。
この場合の本家とは何でしょうか?
サイトでは
コウライシバとなっているものがありました。
園芸の世界では
「セントオーガスチングラス」というようですね。
セントオーガスチングラスは雑草に強く日陰でも育つ!育成の要点解説
実際の様子
イヌシバはほぼ純群落となり広がります
地上部は匍匐枝をのばし広がります
草丈は20-30cm程度
葉は細長いですが、1㎝弱ほどの幅があります
先は鈍形。
花期になると
穂状花序に扁平で細長い小穂をつけます
おしべは白い花糸と橙色の葯がついています
めしべは赤紫のブラシのようなものがついています
見るには
父島の集落近い海岸や集落の園地では、
よく見られるシバです。
特にツアーで紹介したりはありません。
興味のある方はお知らせください。
前の記事へ
次の記事へ