オガサワラビロウの枯れ木専門のシママンネンタケ
目次
概要
オガサワラビロウの枯れ木に出る
シママンネンタケ(マンネンタケ科・広域分布種)です。
小笠原で、最初に発見されたようです。
大型のキノコで、表面はかたいです。
かたいきのこなので、
発生すると、長期間ついています。
上面は褐色で、下面は白っぽい色をしています。
断面もかなり厚みがあります。
小笠原では
オガサワラビロウの枯れ木だけに出ます。
南西諸島などでも
やはり枯れたビロウに出るようです。
マンネンタケ科は
ほかにコフキサルノコシカケを見ます。
もし似たようなきのこで、
他の広葉樹の枯れ木に出るとすれば
コフキサルノコシカケであろうかと思います。
和名
シママンネンタケは、「島万年茸」です。
乾燥させると、長期に渡り原型を保ったまま、
長年保存できます。
硬くて腐りにくく長い年月、原形を保つことから、
万年茸(マンネンタケ)となったのですね。
学名には
小笠原を表す言葉(boninense)が使われています。
小笠原で最初に発見されたためですね。
霊芝
本種は漢方の「霊芝」として使われるようです。
漢方で使われる「霊芝」は
一般的にはマンネンタケのことをいいます。
シママンネンタケもその範疇に入るのでしょう。
生えている様子
オガサワラビロウ枯れ木に発生
群生して生えることが多いです
全景 表面
大きく、かたいきのこ
表は褐色、縁は白っぽい
同上 表面
同上 裏面
裏は白
同上 裏面
孔口は微細
見るには?
ここに行けば見られるという
特定の場所はありません。
各種ツアーで、
見つけたら紹介しています。
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