小笠原マルベリー

タイワンソクズ開花中(’22/7月下旬)


 

概要

 

’22/7月初旬ごろから、

タイワンソクズ(レンプクソウ科・広域分布種)が

開花しています。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(12)タイワンソクズ

 

夜明道路・長谷付近の道端にあるので、

車で走っていて、すぐ気がつきます。

 

大形の多年草ですが、

低木と思えるぐらい草丈がのびています。

草丈3-4ⅿにまでなっています。

 

1つずつの花はかなり小ぶりですが、

花序に多数つくので、それなりに花冠が目立ちます。

 

花冠を近くで見ると、

黄色の腺体が混ざっています。

*黄色の壺型のものは腺体で、蜜壺のような役割。

 

ちょっとしたアクセントになっています。

 

 

本種の属する科はレンプクソウ科です。

あまりなじみのない科ですね。

なおレンプクソウは

小笠原では見られない植物です。

レンプクソウ – Wikipedia

レンプクソウ科 – Wikipedia

レンプクソウ Adoxa moschatellina 三河の植物観察 

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

全景  草丈3m以上

 

花序全体  多数の小花と腺体がつく

 

 

花と腺体

 

花は白花5裂、おしべ5、めしべ1(柱頭3裂)

 

黄色の壺型のものは腺体で、蜜壺のような役割です。

 

葉は対生、奇数羽状複葉

 

 

 

 

 

見るには?

 

本種は、夜明道路・長谷御付近の道端にあり、

見つけやすい場所にあります。

 

ツアーでも、興味があれば、

森歩きか景観ツアーで、車で通ったときにご紹介できます。

 

千尋岩コース沿いにも生えていますが、

まだ花が咲いているのを見たことはありません。

 

 

 

 
 
 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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