果実が利用されるヤエヤマアオキ(ノニ)
目次
概要
常緑小高木のヤエヤマアオキ(アカネ科・広域分布種)。
果実が食用になるせいか、
集落内でも植栽があります。
自然分布では海岸付近が生息地です。
果実の見た目からしても、
明らかに海流散布しそうです。
花期は夏場のようですが、
あまりはっきりせず、一年中花が見られます。
そのせいか、果実も一年中ついています。
一般的な果期は
11月ごろからの涼期になってから。
小笠原では
父島、南島、母島、向島、硫黄島などに分布します。
南島では
近年、生育が目立ち、個体数も増えています。
緑が濃いので、遠目でもよくわかります。
果実が飲料など食用利用ができて、
ハワイ起源のノニという名で通っています。
和名
ヤエヤマアオキは「八重山青木」と書きます。
広域分布種で、
八重山だけに分布するわけではありません。
ヤエヤマで見られる、
あるいは多いなどの意味合いでしょう。
アオキは
葉がアオキに似ているからのようですが?
科は異なります。
他に
アオキ、ウコンノキ、ノニなどともいわれます。
ノニはハワイ起源です。
国内でも、
果実の食用利用ではノニで通っています。
実際の様子
集落内の個体1
樹高3ⅿほど
集落内の個体2
樹高5ⅿ以上
頭状花序から複数の花をつけます
花は白5裂、おしべ5、めしべ1(柱頭は2裂)
果実は多花果(たかか)
より詳細は液果型多花果のようです。
サイズは楕円形で長径は10㎝ほどです
https://stkyjbird.web.fc2.com/study.htm
同上
葉は全縁で、楕円形、先端はとがります
表面には光沢があります
葉のつきかたは対生
見るには?
父島では
自然分布はそれほど多くはない気がします。
あまり生えている海岸が思い浮かびません。
ただし、集落内に植栽がぽつぽつとあります。
広域分布種なので、集落内の個体は、
島外から持ち込まれたものもあるかもしれません。
興味のある方はリクエストして下さい。
集落内のものは各種ツアーで紹介できます。
参考
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