小笠原マルベリー

小笠原に来なくてはいけない理由、その46「小笠原の中学生・村民は硫黄島訪問ができる?」


 

 

概要

 

タイトルは、

「数年前まではできた」というのが正確な表現です。

 

硫黄島は自衛隊が駐留しています。

しかし、民間人がいない島で、

一般人が観光などで行くことはできません。

硫黄島 | 小笠原村公式サイト (vill.ogasawara.tokyo.jp)

硫黄島 (東京都) – Wikipedia

 

現在の訪問は、

工事、作業、調査、硫黄島関係者の墓参などに限定です。

 

小笠原村では、年に一度、

おがさわら丸による硫黄島訪島事業を行っています。

墓参や慰霊がメインです。

 

その時に

小笠原の中学生2年生も参加します。

 

うちの娘は

中二の2013年に訪問しました。

6/14夜、おがさわら丸硫黄島へ向かう : マルベリー

 

村民にも募集があり、

村が選抜した数十人が訪問しています。

(まだ行ったことがなくて、

 居住年数が長い方から優先的に選ばれます)

 

僕は2007年、

村民枠で応募して一度訪問しました。

その時で15年住んでいました。

 

村主催硫黄島訪島事業で上陸した硫黄島(2007年・再編集版)

 

しかし、

2016年からはこの訪問事業ができていません。

理由は後述します。

 

そのため

うちの長男は硫黄島を訪問できずじまいでした。

(2021年度高校卒業)

 

代替案として、

硫黄島3島クルーズに乗船はしています。

しかし、

体験の度合いからして代替には物足りないと思います。

 

やはり上陸して島内を視察すると、

戦争の経緯をまざまざと感じます。

そして戦前は住む人もいたことを。

 

今後、

訪問が再開されることを切に願います。

 

なお2022年12月の議会、村長による発言で、

おがさわら丸による訪問は断念とのことでした。

いい代替案があるといいのですが・・・

 

 

 

 

 

 

 

行けなくなった事情

 

僕は行政の人間ではないので、

あくまでも聞いた話です。

正確性に欠けるところもあるかもしれません。

 

おがさわら丸が新しくなってから、

硫黄島の近くに船がつけなくなっているからのようです。

 

硫黄島近くには

もともと係船ブイはあります。

 

新船はより大きくなり、

既存のブイでは強度が足りないなどの事情のようです。

喫水のこともあるのかもしれません。

はしけによる上陸の安全性への懸念もあります。

 

上記のように、

おがさわら丸による訪問は断念とのこと。

 

さて、

代替案による訪問はいつになるのでしょうか?

尽力していただくことを、お願いするしかありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

参考

 

小笠原に来なくてはいけない理由

 

「硫黄島」(石原俊)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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