小笠原マルベリー

鉈のような(?)ハマナタマメの豆果


 

概要

 

南島北部で広範囲に生えている

ハマナタマメ(マメ科・広域分布種)。

 

旗弁が下側に広がるハマナタマメ花

 

12月頃でも、まだ花も見られますが、

果実(豆果)を多くつけています。

 

和名のナタは鉈のことで、

この豆果の形から来ています。

 

ハマナタマメ豆果は確かに寸胴の形です。

でも、少しくぼみの部分もあるので、

すごく似ているというほどでもありあません。

 

豆果の中には、

褐色で楕円形の種子が複数入っています。

径は1.5-2㎝ぐらいです。

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

豆果 まだ熟れていない状況

 

寸胴計系でですが、くびれ部分もあります

 

同上

 

 

中の種子

 

1つの豆果に複数の種子

 

 

種子

 

濃茶色、径1.5-2㎝の楕円形

 

 

生えている様子

 

地上部につるで広がります

 

 

蝶形花、淡桃色、5弁。

 

花弁は、下側に旗弁1、

上側に二重になって外・翼弁2、内・竜骨弁2、

竜骨弁の中に、おしべ10、めしべ1

 

 

 

 

 

見るには?

 

父島では

あまり見られるところがありません。

ルート沿いでは

ジョンビーチルート沿いにあるかもしれません。

(未確認・要調査)

 

今後、他のエリアも含めて、

情報があれば、記載していきます。

 

南島でも

ルート沿いではほとんど生えていません。

 

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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