小笠原では父島のみ分布のオニホラゴケ
目次
概要
常緑地上性の小ぶりな
オニホラゴケ(シダ・コケシノブ科・広域分布種)。
葉身は、
10-15㎝程度で、2-3回羽状に分枝する。
コケとついてもシダである。
湿っぽい谷間、沢筋の、
まわりの土手、土壁などに生えている。
確実な自生地はわずかしか知らない。
夜明山の西側の谷間には生えている。
そこはほとんど日がささないような場所で
まわりの土手、土壁などに生えている。
実際、
他にどのぐらい分布があるのかはよくわからない。
小笠原では父島のみに分布する。
国内では屋久島以南に生えるようだ。
和名
オニホラゴケは「鬼洞苔」と書く。
由来ははっきりとしない。
オニ(鬼)・・ごつい、かたいなどの意味だろう。
ホラゴケ(洞苔)・・
洞穴など暗いところにに生えるコケのようなシダ。
上記を合わせて、オニホラゴケであろう?
実際の様子
沢沿いの土手に生えている様子
ここはほとんど日がささないような場所
コケと混成して生えている
群生して生えていることがほとんど
葉身は10-15㎝程度、2-3回羽状
裂片は深く切れ込み、鋸歯縁となっている
葉の裏
胞子嚢群(突起しているもの)は
葉身全体に単生してつく
同上 拡大
見るには
マスタングのあるすぐ下の谷で生えている。
ルートからはそれる。
観光ルート沿いで生えているところは
確認できていない。
なのでツアーでは紹介するところはない。