小笠原マルベリー

小笠原では父島のみ分布のオニホラゴケ


 

 

概要

 

常緑地上性の小ぶりな

オニホラゴケ(シダ・コケシノブ科・広域分布種)。

 

葉身は、

10-15㎝程度で、2-3回羽状に分枝する。

 

コケとついてもシダである。

 

湿っぽい谷間、沢筋の、

まわりの土手、土壁などに生えている。

 

確実な自生地はわずかしか知らない。

 

夜明山の西側の谷間には生えている。

そこはほとんど日がささないような場所で

まわりの土手、土壁などに生えている。

 

実際、

他にどのぐらい分布があるのかはよくわからない。

 

小笠原では父島のみに分布する。

国内では屋久島以南に生えるようだ。

 

 

 

 

 

 

和名

 

 

オニホラゴケは「鬼洞苔」と書く。

 

由来ははっきりとしない。

オニ(鬼)・・ごつい、かたいなどの意味だろう。

ホラゴケ(洞苔)・・

洞穴など暗いところにに生えるコケのようなシダ。

 

上記を合わせて、オニホラゴケであろう?

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

 

沢沿いの土手に生えている様子

 

ここはほとんど日がささないような場所

コケと混成して生えている

 

 

群生して生えていることがほとんど

 

 

葉身は10-15㎝程度、2-3回羽状

 

裂片は深く切れ込み、鋸歯縁となっている

 

葉の裏

 

胞子嚢群(突起しているもの)は

葉身全体に単生してつく

 

 

同上  拡大

 

 

 

 

見るには

 

マスタングのあるすぐ下の谷で生えている。

ルートからはそれる。

 

ノースアメリカンP-51D マスタング(P-51D Mustang)残骸

 

観光ルート沿いで生えているところは

確認できていない。

 

なのでツアーでは紹介するところはない。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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