「司馬遼太郎からの手紙 上・下」(週刊朝日編集部編)
目次
概要
2004年文庫化発行、
「司馬遼太郎からの手紙 上・下」(週刊朝日編集部編)
朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:司馬遼太郎からの手紙 (上)
朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:司馬遼太郎からの手紙 (下)
これは司馬遼太郎氏の作品ではない。
週間朝日編集部による文章である。
「街道をゆく」での、
縁のあった人との交流を主に描く。
その中で、
縁のあった人への司馬遼太郎の手紙が
太字で挿入されている。
目次
<上>
北のまほろば
紀ノ川流域
オホーツク街道
宇和島の友人たちへ
江南のみち/雲南のみち
望郷の人々―「耽羅紀行」
竹内街道、奈良散歩
ニューヨーク散歩
愛蘭土紀行
オランダ紀行
<下>
海軍の友人、陸軍の友人へ
台湾紀行
佐渡のみち
本所深川散歩/神田界隈
神田から本郷へ
肥薩のみち
島原・天草の諸道
檮原街道
濃尾参州記
モンゴル紀行
感想
司馬さんは縁のある人をとても大事にする人だと、
手紙から読み取れる。
手紙の文章1つ1つに、
司馬氏の相手を気遣う気持ちがよく表れている。
そして、
司馬氏の考え方・思いもよく伝わってくる。
司馬さんは
歴史・文化・考古学などに非常に関心が強い。
そして、
その道一筋の人がとても好きなようです。
一流が一流を呼ぶという感じだろうか。
余談:出港について
船が港を出て行くときに使うべき言葉は、
出航、それとも出港なのであろうか?
広辞苑によると、
出航:船が航海に出ること
出港:船が港を出ること
この意味で考えると、
普通、船が港を出るのは航海のためだから、
出港すなわち出航であろう。
なんだかどっちでも良さそう。
ちなみに
戦前の海軍では「出港」だったようだ。
下巻の正木さんの「出港」の章で
正木氏から聞いた話しがあった。
実は、
僕も「出港」を好んで使っている。
参考
司馬遼太郎: マルベリーの日記&小笠原情報箱 (seesaa.net)
司馬遼太郎 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
前の記事へ
次の記事へ