硫黄島で野生化するハシカグサモドキ属植物
目次
概要
硫黄島基地の芝生で、
父島では見たことがない植物が生えている。
調べた限りは
アカネ科ハシカグサモドキ属(外来種)のよう。
種としては、
ブラジルハシカグサモドキかラフメキシカンクローバーかと。
残念ながら、
まだきちんと種を断定できるまでの情報がない。
(今後要調査)
ハシカグサモドキ属 (Richardia) 花言葉,毒性,よくある質問
熱帯アメリカが原産地のようで、
ブラジルハシカグサモドキは本州でも野生化している。
小笠原での分布は、情報が少ないので不明。
硫黄島だけかもしれない。
(要調査)
和名
ブラジルハシカグサモドキだとすると、
「ブラジル麻疹草擬(き)」です。
熱帯アメリカ原産(ブラジル)の、
ハシカグサに似た種ということ。
葉が乾くと赤褐色に変る様子から、
麻疹の発疹の症状の変化に似るためというのがあった。
(要調査)
生物記録情報 :: 附属自然教育園 Institute for Nature Study
ラフメキシカンクローバだとすると、
「rough Mexican clover」。
ざらざらした(粗い)メキシコのクローバーということ。
ただし、
本種はアカネ科で、マメ科ではない。
現地の様子
既知の芝生に広がる様子
ほとんどが地を這うように生えている
葉は対生
形は丸みをおび、先は尖る
表面はうっすらと毛がある
花序に複数の小花をつける
花はかなり小ぶり
白花(5-)6裂、
おしべ4(-5)、めしべ1(花柱・柱頭(2-)3裂)
見るには
ブラジルハシカグサモドキであれば、
本州でも野生化している。
硫黄島には
観光では行くことができない。
父島では見られないはず。
ということで
本種は小笠原では紹介ができない。
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