「街とその不確かな壁」(村上春樹)
目次
概要
2023年4月発行、
「街とその不確かな壁」(村上春樹)。
本書は書下ろし作品。
『街とその不確かな壁』特設サイト | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
村上春樹 『街とその不確かな壁』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
出版社によると、
6年ぶりの新作長編だそうだ。
ページ数は650ページ近い。
通しで読むとすると、丸一日必要だ。
前作は「騎士団長殺し」となる。
著者によると、
本書はコロナ期間3年間近くを費やして書かれた。
「街とその不確かな壁」とは、
主人公(ぼくないし私)が訪れる別な世界。
不確かな壁という表現は
本文にわずかに出てくる。
本書も
現実世界とパラレルワールドとの2本立て。
内容
3部仕立てで、2部がとても長い。
1部
現実世界とパラレルワールドが入り混じる。
ぼくときみが出会う。
きみはぼくの人生に大きな影響を及ぼす。
2部
おおむね現実世界。
この2部がかなり長い。
私が地方の図書館長になり、
そこでの現実世界。
しかし、
ここでも死人が現実世界に登場する。
また、
かなり特徴のある若い男の子が登場してくる。
3部
またパラレルワールド。
2部で登場した若い男の子と私が
パラレルワールドに入り込む。
私は
最後にまた現実世界に戻る??
読んでいて、
結末はすっきりするようなしないような・・・
村上作品について
僕はわりと最近、
村上作品を読むようになった。
そういう意味では
あまり大きなことはいえないが・・。
文章は
簡潔で非常に読みやすいので好きだ。
ただし、
パラレルワールドはそれほど好きではない。
うそっぽく感じて、はまり込めないからだ。
でも、
これは村上作品では必須なのかもしれない。
これがあるから、村上作品なのだろう。
うーん・・・・
参考:村上春樹
村上春樹: マルベリーの日記&小笠原情報箱 (seesaa.net)
村上春樹 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
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