花もきれいなパッションフルーツ(クダモノトケイソウ)
目次
概要
小笠原で一番収穫高の多い果樹、
パッションフルーツ。
和名はクダモノトケイソウ。
特産品紹介 | 小笠原村公式サイト (vill.ogasawara.tokyo.jp)
<半割にした状態>
最近は、
栽培技術の向上で冬場から果樹が出ている。
本来の露地栽培ならば、
一般的には6月頃が出荷の時期。
果実はもちろんおいしいのだが、
実は花も大柄できれい。
鑑賞用としても十分耐える。
この花の形状が
トケイソウの由来となっている。
島内では
耕作地や庭先(家庭菜園など)で見られる。
今のところ、
本種の野生化はほとんど見られないはず。
和名
クダモノトケイソウは「果物時計草」。
クダモノトケイソウ Passiflora edulis トケイソウ科
食用になる果実(果物)がつくトケイソウということ。
果実名は「パッションフルーツ」
花の様子
花外観 正面
紫と白の多数ある糸状のものは副花冠
その後ろに白い花弁5と白い萼片5が交互に
中心に近いところで、放射状に広がるおしべ5
中心からめしべ1がのびて、柱頭は3裂
花外観 斜めから
時計に見立てた和名の通りの形
花の中央部拡大
花の後ろ側から
花弁5・萼片5
白いのが花弁、緑のが萼片
参考:島かるた
小笠原島かるたでは、
「た」が「パッションフルーツ」である。
読み句:
「種ごとポリポリ しわしわになったら さあ食べよう」:
答:パッションフルーツ
参考:トケイソウの仲間
見るには
概要での説明の通り、
耕作地や庭先で見られる。
耕作地では
普通、棚を作り、そこにつるをのばす。
庭先では、
柵などにはわして栽培しているところもある。
ツアーで紹介することはほとんどない。
5-6月には、
集落内でも花が見られることがある。
そういうときは送迎の際にでもご紹介できる。
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