小笠原マルベリー

アサヒエビネ開花確認(’23/8月上旬)


 

概要

 

’23/8月上旬、

アサヒエビネ(ラン科・固有種)の開花を確認。

 

’20/8月中旬、アサヒエビネ現地植栽株が開花

 

昨年は7月下旬に確認している

若干遅いのかもしれない。

 

アサヒエビネ開花確認(’22/7月下旬)

 

観光利用できるルートで見られのは

3ルートある。

 

はじめに開花を見たのは

東平林内歩道の植栽株であった。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

他の個体も、

花茎をのばし、つぼみをつけだしている。

順次開花が進んでくると思われる。

 

アサヒエビネ(ラン科・固有種)は

種の保存法指定植物。

自生株もあれば、植栽株もある。

見た目では違いは分からない。 

list_ESPA20210401.pdf (vill.ogasawara.tokyo.jp)

環境省_アサヒエビネ (env.go.jp)

 

 

 

 

 

 

開花の様子

 

 

開花を確認した株

 

 

花序の下の方だけ開花

 

淡黄色の花、唇弁が下向き(あるいは横向き)

萼片3、花弁3(唇弁1,花弁2)

いずれもやや反り返るのが普通

 

唇弁1はT字(十字)型、側花弁2、背萼片1、側萼片2

萼片のほうが花弁より大きめ

 

唇弁に対角の向かいあう大きい形のものが背萼片

背萼片に近い、細い斜め上向きの1対が側花弁

唇弁に近い横向きの広い1対が側萼片

 

花冠の中央にある白っぽい部分が蕊柱(ずいちゅう)

花粉塊は8です。

*蕊柱:おしべ・めしべが融合したもの

 

 

 

 

 

 

見るには

 

一番手軽に見られるのは

旭山ルートか、大神山公園(ノヤシ橋付近)。

この2つは自由に見にいくことができる。

 

フィールド紹介

 

ツアーでは、

森歩き、千尋岩でご紹介できる。

時期は8月から9月にかけて。

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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