コガネタケヤシ、ヤマドリヤシ、アレカヤシはみな同じ種
目次
概要
一般的に
アレカヤシ(ヤシ科・外来種)といわれるヤシ。
和名はコガネタケヤシで、ヤマドリヤシともいわれる。
(和名の項で記載)
樹高は小高木くらいの感じで、
5-10ⅿくらいです。
本種は1本立ちの樹木ではなく、
育つと株立ち(叢生)になる。
戦前から生垣的な利用で、
私有地の縁によく植栽されている。
並木になっているところもよくある。
父島では島内各所で見られる、
一部山中でも見られる。
(戦前に畑だったようなところ)
果実が多くつくので、
そこからの実生も多数出る。
和名
コガネタケヤシは「黄金竹椰子」と書く。
黄金は、
葉軸など全体に黄色っぽいのでそこからであろう。
幹が竹のようなので、タケヤシである。
ヤマドリヤシは「山鳥椰子」と書く。
語源として、
「葉が山鳥の飾り羽の様に美しいから」と
記載のものがあった。
たしかに葉は観賞用には適すると思う。
アレカヤシ | 株式会社 野沢園 創業140余年 (nozawaen.co.jp)
一般に流通するアレカヤシは
以前アレカ属だったことからついた園芸種名である。
生えている様子
道沿いに植栽されて並木になっているところ
葉軸ほか全体に黄金色っぽい
小高木程度で、樹高は5-10m
幹は株立ち(叢生)
コガネタケヤシという和名の通り、
幹はタケのよう
単子葉なので、根はひげ根
幹の生え際から出てのびる葉
観葉植物でよく見るサイズ
ヤシ科なので、
成長した幹では最上部に葉をつける
穂状花序に花をつける
花は両性花で、
花被片6(小さな萼片3、花弁3)、おしべ6、めしべ1
果実は楕円形
長径部分で2㎝ほど
果肉の部分はオガサワラオオコウモリも食べる
落果と実生
見るには?
集落エリアではあちこちで見られる。
並木になるところもある。
山中の野生化個体はそれほど多くはない。
集落エリアで見られるので、
ツアーで紹介することはめったにない。
興味があれば、
リクエストにより、各種ツアーで紹介する。
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