小笠原マルベリー

ヘゴの幹や不定根に着生する複数種のシダ


 

 

 

概要

 

沢沿いにしげる木性シダのヘゴ(ヘゴ科・広域分布種)。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(52)ヘゴ

 

幹や不定根には、

別種のシダが着生している。

 

よく見ると、

ひこばえみたいに、ヘゴも着生していた。

 

それぞれ着生している種は何だろうか、

ということでチェックした。

 

ヘゴ、タマシダ、マツバラン、シマオオタニワタリ、

ホソバクリハランなど。

特別珍しいものはない。

 

ホソバクリハランは固有種で、

他は広域分布種だ。

いずれも島一周道路で見られる。

 

島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

こういう、一か所で複数種が見られるのは、

手っ取り早く観察するにはいいと思う。

 

 

 

 

 

 

現地(常世川)の様子

 

 

常世川沿いにしげるヘゴ

 

不定根のあたりで着生するヘゴ

(脇から出たものではない)

 

マツバラン

 

夜明・湾岸道路での自生植物(61)マツバラン

 

 

シマオオタニワタリ

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(71)シマオオタニワタリ

 

ホソバクリハラン

 

夜明・湾岸道路での自生植物(76)ホソバクリハラン

 

 

タマシダ

 

夜明・湾岸道路での自生植物(80)タマシダ

 

ヘゴの樹冠

 

 

 

 

 

 

見るには

 

こういう着生する現象は他でも見られる。

 

この場所自体は千尋岩ルートで、

そのツアーときに紹介できる。

 

シダは興味を引きにくいので、

あまり紹介はしていない。

興味のある方はリクエストいただきたい。

 

千尋岩(ハートロック)コース

 

この記事を書いた人

吉井 信秋

大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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