小笠原マルベリー

「瀬戸内町内の遺跡3」(瀬戸内町教育委員会)


 

概要

 

2022年発行、

「瀬戸内町内の遺跡3」(瀬戸内町教育委員会)。

 

瀬戸内町というのは奄美大島南部の町である。

瀬戸内町/ホーム (setouchi.lg.jp)

ここには国指定史跡の戦跡が3か所ある。

瀬戸内町/各遺跡の概要(「奄美大島要塞跡」国指定史跡)

 

報告書は

町によると完売で、在庫はなさそうである。

瀬戸内町/「瀬戸内町内の遺跡」2と3の完売について 

瀬戸内町内の遺跡3  六一書房 (book61.co.jp)

しかし、PDFでダウンロードできる。

瀬戸内町内の遺跡3 – 全国遺跡報告総覧 (nabunken.go.jp)

 

本書は、

瀬戸内町文化財調査報告書第7集である。

タイトルは

「瀬戸内町の遺跡3

 奄美大島要塞跡及び大島某媚態基地跡

 内容確認調査編」となる。

(A4サイズで本文264ページ)

 

序文によると、分布調査で確認された中から、

特に重要な 6か所を選定、発掘調査などを実施とのこと。

町教委「瀬戸内町内の遺跡3」刊行 – 奄美新聞)

 

本書と2を合わせ読むことで、

瀬戸内の戦跡がかなり網羅されているかと思う。

瀬戸内町内の遺跡2 – 全国遺跡報告総覧 

 

瀬戸内の戦跡を訪ねる人には必読であろう。

 

 

 

 

 

編集者

 

町職員の編集者は鼎丈太郎、鼎さつき氏であるが、

僕は面識がある。

 

以前、

瀬戸内町の戦跡を訪ねたときにお世話になった。

現在も、

時々情報交換もさせていただいている。

 

 

 

 

 

 

訪ねた瀬戸内の戦跡

 

奄美大島瀬戸内町(大島側)の戦跡(’19年訪問・再編集版)

 

奄美・瀬戸内町加計呂麻島の戦跡(’19年訪問・再編集版)

 

加計呂麻島再訪・戦跡(1)・・安脚場(’21年12月訪問)

 

加計呂麻島再訪・戦跡(2)・・木慈小奉安殿・呑之浦他(’21年12月訪問)

 

 

 

 

 

父島と瀬戸内町との関連

 

父島と奄美大島(瀬戸内町)は同時期に設置の要塞である。

 

奄美大島、豊予、父島・・同時期に設置された要塞

 

両地域には

ほぼ同じ形の弾薬庫が残っている。

本書でも参考資料として、

父島の弾薬庫写真(P238)が使われている。

(現在、父島は見学不可、瀬戸内町は見学できる。)

 

陸軍弾薬庫比較・・奄美大島瀬戸内と小笠原父島

 

瀬戸内町の戦跡3か所が国指定史跡となっているが、

小笠原の戦跡もその価値はあると思う。

小笠原村教育委員会も頑張っていただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

参考

 

国内各地の戦跡

 

小笠原・父島の戦跡

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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