「瀬戸内町内の遺跡3」(瀬戸内町教育委員会)
目次
概要
2022年発行、
「瀬戸内町内の遺跡3」(瀬戸内町教育委員会)。
瀬戸内町というのは奄美大島南部の町である。
ここには国指定史跡の戦跡が3か所ある。
報告書は
町によると完売で、在庫はなさそうである。
しかし、PDFでダウンロードできる。
瀬戸内町内の遺跡3 – 全国遺跡報告総覧 (nabunken.go.jp)
本書は、
瀬戸内町文化財調査報告書第7集である。
タイトルは
「瀬戸内町の遺跡3
奄美大島要塞跡及び大島某媚態基地跡
内容確認調査編」となる。
(A4サイズで本文264ページ)
序文によると、分布調査で確認された中から、
特に重要な 6か所を選定、発掘調査などを実施とのこと。
本書と2を合わせ読むことで、
瀬戸内の戦跡がかなり網羅されているかと思う。
瀬戸内の戦跡を訪ねる人には必読であろう。
編集者
町職員の編集者は鼎丈太郎、鼎さつき氏であるが、
僕は面識がある。
以前、
瀬戸内町の戦跡を訪ねたときにお世話になった。
現在も、
時々情報交換もさせていただいている。
訪ねた瀬戸内の戦跡
父島と瀬戸内町との関連
父島と奄美大島(瀬戸内町)は同時期に設置の要塞である。
両地域には
ほぼ同じ形の弾薬庫が残っている。
本書でも参考資料として、
父島の弾薬庫写真(P238)が使われている。
(現在、父島は見学不可、瀬戸内町は見学できる。)
瀬戸内町の戦跡3か所が国指定史跡となっているが、
小笠原の戦跡もその価値はあると思う。
小笠原村教育委員会も頑張っていただきたい。
参考
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