小笠原マルベリー

リュウキュウマツの樹下でチチアワタケ(’23/10月下旬)


 

 

概要

 

’23/10月下旬、

林内でチチアワタケを見つけた。

 

表面が粘着性でヌルヌルしたチチアワタケ

 

小笠原での本種の発生は8-10月頃が多い。

 

このきのこは菌根菌のタイプ(外性菌根)で、

リュウキュウマツの根と共生する。

外菌根 – Wikipedia

 

そのため、本種が生えているところでは、

まわりに必ずリュウキュウマツがあるはず。

 

この時見つけた場所は

まさにリュウキュマツノ根元であった。

まわりを探すまでもなかった。

 

 

 

 

 

外来種のきのこ

 

小笠原の生物・植物は

自生種と外来種の区別がわりとはっきりしている。

 

しかし、きのこはそれほど明確ではない。

資料もあまりない。

52_17.pdf (kahaku.go.jp)

 

ただ、特定の樹木との共生の場合、

その樹木の由来でわかることもある。

 

例えば、

リュウキュウマツは外来種である。

リュウキュウマツと共生するきのこは、

外来種といえるであろう。

 

チチアワタケもそうだ。

チチアワタケ – Wikipedia

 

 

 

 

 

 

見つけた様子

 

 

生えているい様子

林床の葉はリュウキュウマツ

 

上を見上げるとリュウキュウマツだった

 

この個体のサイズは直径7-8㎝程度

 

傘の部分

茶色で触るとねばねばする

 

裏側ひだの部分

網目状でスポンジの表面のよう

触るとねばつく

 

 

 

 

 

 

見るには

 

各所で出るきのこなので、

林内で見ることがあると思います。

ポイントはリュウキュウマツです。

 

林内を歩くツアーで見ることができます。

ただし、

必ず見られるというものでもありません。

 

発生しているときは、各種ツアーで紹介します。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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