小笠原で見られる光るきのこ2種
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小笠原で見られる光るきのこ2種
小笠原で見られる光るキノコは、現在、何種類あるかは正確には知りませんが、
比較的よく見られる2種を紹介します。
概要
よく見られる2種とはグリーンペペ(ヤコウタケ)とスズメタケです。
どちらも広域分布種なので、本土の方でも、出るところはあります。
両者とも、子実体の発光が見られる時期は4-11月ぐらいです。
12-4月頃までは、
光るきのこはほぼ見られないと思っていただくのが無難です。
書籍などによると、小笠原にはエナシラッシタケもあるようです。
グリーンペペ(ヤコウタケ)
グリーンペペ(ヤコウタケ) 夜光っている状態
昼見た状態
スズメタケ
スズメタケ 微発光の状態
スズメタケはごく小さなきのこです。
平べったいうちわのような形です。
<比較表>
ヤコウタケ (グリーンペペ) |
スズメタケ | |
科 | キシメジ科 | キシメジ科 |
大きさ | 傘の直径5-10mm程度が多い | 傘の直径5mm以下 |
色・形 |
白で、ぬるぬるした感じ。 傘の裏はひだが見える |
白で、 よくみると小さな穴がたくさん見える |
光具合 | 緑色によく光る菌糸もボーっと光る | 白っぽい弱い光 |
寿命 | キノコは3日ぐらい | 不明 |
個体数 | 1ヵ所で数個程度 まれに数十個 |
まとまって群生 |
出る場所 |
湿った沢沿いなどの樹木の枯れ枝 |
林内の枯れ枝 |
シーズン | 一般的には4-11月くらい | 一般的には4-11月くらい |
ナイトツアーでは?
普通、ナイトツアーで探してみるのはグリーンペペの方です。
マルベリーのツアーではスズメタケも紹介できる場合もあります。
スズメタケは微発光なので、ヤコウタケが出ているときは物足りなさを感じます。
しかしグリーンペペがないときには、これでも重宝します。
スズメタケは群生して出ていて、微発光ゆえに、
どの固体が光っているのか、正確には分かりづらいです。
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