小笠原諸島をめぐる世界史(松尾龍之介)
目次
概要
2014年発行、
小笠原諸島をめぐる世界史(松尾龍之介)。
著者は長崎出身、
江戸時代の長崎・蘭学関連の著書多数。
著者と小笠原の結びつきは
嶋谷市左衛門から。
ある方から嶋谷のことを知る機会を得て、
そこから、小笠原とつながっていったとのこと。
内容
本書の主題は
小笠原の歴史と世界史とのかかわり。
小笠原の出来事にからむ、
世界史・日本史が盛り込まれている。
小笠原と、
日本・世界とのつながりを感じる構成となっている。
時代としては、
タスマンの発見(1639)から、
明治政府の日本領土確定(1876)まで。
小笠原貞頼による発見(1593)は、
あくまで伝承である。
このあたりのことは貞任のところで出てくる。
本書でも、
島名の命名は小笠原貞任説を取っている。
目次
第1章 小笠原諸島の発見
第2章 日本人の大航海時代
第3章 「無人島」探検
第4章 「無人島」から「ボニンアイランド」へ
第5章 太平洋の世紀
第6章 ペリー提督の小笠原
第7章 幕末の小笠原
参考図書