クワノハエノキ開花中(’23/10月下旬)
目次
概要
’23/10月下旬、
クワノハエノキ(アサ科・広域分布種)開花中。
本種は落葉樹であるが、
入れ替えだけで、すぐ新葉を展開してくる。
新葉とともに、開花期を迎える。
落葉している個体があったら、
その後、新葉展開と花期を迎えると考えられる。
おおむね花期は11-12月ごろ。
花は雌雄同株であるが、両性花と雄株がある。
両性花は数は少なめだが、
めしべがはっきりしていてすぐわかる。
花期になっても、
まだ昨年の果実が残っていたりもする。
現地の様子
落葉後、新葉が展開してきたところ
新葉とともに、花もつけている
花は雌雄同株、両生花・雄花が分かれている
花被片4は、
おしべと重なったようになり、分かりにくい
両性花
めしべが発達している
両性花は先端の方にあることが多い
両性花拡大
花被片4、めしべ1(柱頭2裂)が目立つ、
おしべ4、
両生花と雄花があるから、
実質、両生花が雌花の役割
雄花
めしべが退化している
雄花拡大
花被片4で、
雄花はおしべ4が目立つ、めしべは退化
昨年の果実
直径1.5㎝程
見るには
道路沿いや林縁など、比較的明るい所で見られる。
あまり目立たない樹木なので、
印象に残らないかもしれない。
各種ツアーでご紹介できる。
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