小笠原マルベリー

クワノハエノキ開花中(’23/10月下旬)


 

概要

 

’23/10月下旬、

クワノハエノキ(アサ科・広域分布種)開花中。

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(8)クワノハエノキ

 

本種は落葉樹であるが、

入れ替えだけで、すぐ新葉を展開してくる。

 

亜熱帯小笠原で、落葉する自生種はいくつか

 

新葉とともに、開花期を迎える。

落葉している個体があったら、

その後、新葉展開と花期を迎えると考えられる。

おおむね花期は11-12月ごろ。

 

花は雌雄同株であるが、両性花と雄株がある。

両性花は数は少なめだが、

めしべがはっきりしていてすぐわかる。

 

花期になっても、

まだ昨年の果実が残っていたりもする。

 

 

 

 

現地の様子

 

落葉後、新葉が展開してきたところ

 

新葉とともに、花もつけている

 

花は雌雄同株、両生花・雄花が分かれている

花被片4は、

おしべと重なったようになり、分かりにくい

 

両性花

めしべが発達している

 

両性花は先端の方にあることが多い

 

両性花拡大

花被片4、めしべ1(柱頭2裂)が目立つ、

おしべ4、

 

両生花と雄花があるから、

実質、両生花が雌花の役割

 

 

雄花

めしべが退化している

 

雄花拡大

花被片4で、

雄花はおしべ4が目立つ、めしべは退化

 

 

昨年の果実

直径1.5㎝程

 

 

 

見るには

 

道路沿いや林縁など、比較的明るい所で見られる。

あまり目立たない樹木なので、

印象に残らないかもしれない。

 

各種ツアーでご紹介できる。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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