小笠原マルベリー

ディーゼル発電機始動用の圧縮空気タンク


 

 

概要

 

釣浜口駐車場付近の山中には、

海軍清瀬高台防空砲台跡が残る。

そして、発電所壕も残っている。

 

海軍清瀬高台防空砲台発電所壕

 

発電機はディーゼル発電機と思われる。

 

社名をあらわす部分が全くないので、

メーカーは不明。

 

発電機のすぐそばには、

金属製45リットルのタンクがある。

 

最近まで、

これがなんだかわからなかった。

僕は

エンジンなどのメカについてはまったくの素人。

 

ネットなどで調べたり、人に聞いたところ、

ディーゼル発電機始動用の

圧縮空気槽(タンク)のようである。

 

タンクに残る銘板には

メーカー名やタンクについての記載がある。

 

疑問が解けてよかった。

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

発電機外観

 

 

同上 横から

 

発電機すぐそばにあるタンク

 

タンク外観

 

銘板

 

記載内容は

---

住友金属工業株式会社 鋼管製造所

昭和13年9月30日製造

 

製造番号 KT457-12

容量 45.0 立(リットル)

使用圧力 表記なし

試験圧力 70 瓩(㎏)/ 平方糎(㎠)

 

昭和13年10月6日 試験

---

 

 

 

 

 

訪れるには?

 

ここは道路から近いが、わかりにくい場所にある。

戦跡ツアーではたまに訪れる。

 

定番ではないので、

発電機を見たい方はリクエストしていただきたい。

半日でも、一日でもどちらでも訪問可能。

 

戦跡ツアー

 

 

 

 

 

参考

 

小笠原・父島の戦跡

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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