小笠原マルベリー

父島海軍航空隊送信所(夜明平)


 

概要

 

父島夜明山北部(夜明平)に残る

父島海軍航空隊送信所跡。

 

天文台電波望遠鏡の近くにあります。

(天文台の敷地もこの航空隊敷地の一部でした。)

夜明山の海軍通信隊送信所とはまた別です。

 

ここには大きな建物がしっかり残っています。

大きな柱が3本で支えられています。

入口や窓の扉は全部はずされていて、

一部だけ建物内に残っています。

広いスペースには、

大きな装置(発電機?)の台座2つあります。

天井部には

チェーンブロックを支えるH鋼があります。

部屋は、

1階に3部屋、2階に1部屋と広い踊り場があります。

 

壁には赤い字の落書きがあります。

日付は返還からすぐのころで、

現存する欧米系島民の名が書かれています。

日本名K.Kさんです。

この建物の近くには貯水槽があります。

さらに、

斜面上部にアンテナの土台コンクリート部分もあります。

アンテナそのものは全く残っていません。

 

 

 

 

送信所建物

 

 

外観

 

内部

 

奥の壁のシミがマリア像のよう

 

マリア像に見える壁のシミ・・父島海軍航空隊送信所

 

発電機台座 1

 

発電機台座 2

 

天井 H鋼はチェーンブロック用と思われます

 

部屋の側 1.2階に複数の部屋

 

1階部分

 

 

 

 

 

周辺部

 

街路灯(外灯・街灯) 高さ4-5mほど

 

父島に残る海軍の街路灯3ヵ所

 

同 下部(碍子など)

 

貯水槽

 

コンクリート製燃料貯蔵タンク

そばの尾根上にある

 

父島海軍航空隊送信所の燃料貯蔵タンク

 

 

 

 

アンテナ土台

 

 

アンテナ土台全景

 

 

土台近景

 

地面から見上げた土台

 

 

眼下が送信所建物

 

 

 

 

見るには?

 

送信所の建物は道路から100mほどですが、

樹林に覆われて道沿いからはまず見えません。

 

戦跡ツアーで立ち寄ることができます。

景観ツアーで立ち寄りも可能です。

希望があればリクエストを。

 

アンテナ土台は遠望します。

道なりで行くと、やや離れているので、

ほとんど行くことはありません。

 

戦跡ツアー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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