小笠原マルベリー

父島海軍航空隊送信所の燃料貯蔵タンク


 

概要

 

夜明平には、

父島海軍航空隊送信所が残る。

 

父島海軍航空隊送信所(夜明平)

 

送信所建物北側の尾根上には、

コンクリート製燃料貯蔵タンク(推定)も残る。

 

直径10ⅿほどあり、深さも5ⅿぐらいはありそう。

内部には鉄梯子がついていたが、

現在は朽ち果てて痕跡が残る程度。

そのため、

内部への侵入は梯子を持ってこない限り難しい。

 

現在の状態は上部には蓋がない。

当時は何らかの蓋があったのだろう。

 

タンクには

燃料を送るための穴やパイプが見当たらない。

燃料をどうやって送っていたんだろう、

という疑問も残る。

尾根上にあるので、

底面からパイプを通して送っていたのだろうか。

 

このタンクは尾根上にあるので、

まずここに行く人はいないだろう。

転落の心配はほぼない。

 

後日、この近辺を探ると、

地上部にもう1つ同様のものがあった。

こちらは内部は土砂でほぼ埋まっていた。

 

ということは、

燃料貯蔵タンクは2つだったということか。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

全景

尾根上にある

直径10ⅿほど、深さも5ⅿほど

 

 

内部

底部から生えた樹木(アカギ)が

上までのびている

 

内部 鉄梯子の痕跡

 

送信所建物やアンテナ方面

 

 

地上部に見つけた同様構造物。

内部は土砂で埋まる。

 

 

 

見るには

 

父島海軍航空隊送信所からはほど近い。

 

尾根の上にあるが、

道らしいものは見当たらない。

 

そのため、

ガイドツアーで紹介することはない。

 

小笠原・父島の戦跡

 

戦跡ツアー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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