平成17年度「小笠原諸島の自立的発展に向けた 歴史・文化探訪観光基礎調査」報告書
目次
概要
2006年3月発行、
平成17年度
「小笠原諸島の自立的発展に向けた
歴史・文化探訪観光基礎調査」報告書。
委託者:
国土交通省 都市・地域整備局 特別地域振興官
受託者:財団法人 日本交通公社
資料編の執筆:父島・吉井信秋 母島・梅野ひろみ
監修:島田絹子 延島冬生 ほか
非売品のため、
どの程度配布されたかは不明。
(PDFでの公開もなさそう)
A4サイズで、
報告書の本稿75ページ、資料編233ページ。
小笠原の歴史・文化を観光に生かすための調査報告書。
資料編では、
小笠原の歴史・文化を総括している。
僕は歴史文化資料編の約半分を執筆。
2007年には資料編を活用し、
村が「小笠原歴史探訪ガイドブック」を作成した。
(全戸配布、A5サイズ、全66ページ)
報告書本稿について
本稿75ページ。
本調査の意図は、
歴史・文化も観光の目玉の1つにという期待である。
「はじめに」で、
委託者がその意図を書いている。
2023年時点で、
目玉になったとは言い難い。
しかし、歴史資源の活用は増えている。
歴史ツアーも開催されてはいる。
(戦跡は本書発行の時点で、
観光の1ジャンルとしてすでに認知されている)
歴史関連のインフラ整備は、
あまり進んでいないように感じる。
小笠原村の教育委員会には学芸員もいないので、
歴史文化への注力も強くないように感じる。
まだまだ知る人ぞ知るという歴史認識であろうか。
調査編について
資料編233ページ。
ジャンルとしては
歴史、産業、生活文化、人・出来事の4つ。
これらの本文制作や絵図選択には、
半年以上かけたかと思う。
執筆には、
僕ともう一人の母島島民と半分ずつを担当した。
その後、
監修者のチェックも入り、まとまった。
この執筆のおかげか
僕は50周年記念誌でも依頼を受けた。
参考
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