小笠原マルベリー

西島外来植物除去ボランティア(’23/11/23)


 

 

概要

 

’23/11/23、

西島外来植物除去ボランティアに参加した。

村主催行事。

 

内容は、

外来植物除去作業(午前)と生き物観察会(午後)。

 

参加者は15人ほどで、

スタッフも入れると、総勢20人以上。

 

宮之浜から2便に分かれて船で西島へ。

磯に船をつけての上陸。

 

海岸からは山道を上り、作業場の北部山中へ。

小さい島なので、それほど遠くはない。

 

今回の除去対象はおもにシマサルスベリ。

部分的には若木がかなり生えているところがある。

モクマオウの駆除後、開けた場所に、

一斉にシマサルスベリが発芽し、成長しつつある場所。 

 

シマサルスベリは白花

 

手法は対象の木を枯死させる方法。

作業は、ドリルで穴をあけ、

除草剤を詰め、木栓をする。

 

木のサイズにより、

ドリルの穴あけ数は変わる。

幹のまわりに、

おおむね4㎝ごとに穴をあける。

 

午前2時間ほどの作業では、やれるのは限られる。

そのため、

どの程度効果があるかはまだ分からない。

参加者への啓発にはなるだろう。

それは大きな効果であろうかと思う。

 

 

 

 

 

当日の様子

 

 

和船で西島へ

2便に分けての移動で、1便目

 

西島東側

上陸地点はこの裏側

 

上陸地点

磯伝いに上陸する

 

 

海岸から現地に向かうところ

 

作業現場

枯れ木はかつてモクマオウを駆除したところ

開放区となり、

シマサルスベリが一斉に発芽・成長している様子

 

 

作業道具

ドリルで穴をあけ、除草剤を注入

径が大きいものは4㎝ごとに穴をあける

 

木栓をしたところ

除草剤が漏れないようにする

 

午後の観察会

トンボ池

 

人工的なトンボ池

西島は常時流水のある沢がないので、

この程度の水場でも効果あり。

 

帰路、上陸地点遠望

 

 

 

 

 

行くには?

 

属島は

南島以外は観光利用はできない。

 

そのため、

この西島も観光では行けない。

調査・作業などでしか行くチャンスはない。

 

島民ならば、

ボランティア活動がチャンスである。

時々、地元団体、行政が募集している。

 

なお遠望はあちこちからできる。

各種ツアーでも紹介している。

 

全ツアーメニュー

 

 

 

 

参考

 

属島情報はこちらに

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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