小笠原マルベリー

戦車砲塔を使った縦穴の出入口


 

概要

 

陸軍大根山海面砲台には、

縦穴の出入口がある。

 

陸軍大根崎海面砲台・・十一年式七糎(七糎半)加農砲

 

縦穴出入口には、

戦車砲塔が置かれている。

 

その海側直下は崖である。

そこは見張りの場所になっていたのであろうか?

山側には細い小道がついている。

 

父島には

戦車の砲塔はいくつか残る。

 

父島に残る戦車の砲塔部

 

しかし、縦穴出入口に使われているのは

ここでしか見たことがない。

貴重なものであろう。

 

砲塔は

「九七式中戦車チハ」との情報がある。

(要精査)

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

出入口 眼下は崖

二見港を見渡せる

 

 

 

横から見たところ

 

 

下の地面まで3mほど

やや危ないが、

ロープを伝っておりることができる。

(他に足がかけられるところもある)

 

 

下から見上げる

 

同上 別アングル

 

砲塔下の開口部からの展望

おおむね上と同じ

 

 

 

 

見るには

 

道路から10分ほどだが、

道になっていない状態で藪漕ぎに近い。

 

ツアーではまず行かない。

 

藪を覚悟の上なら、

砲塔の入口まではガイドはできる。

なお、

危険をともなうので内部はガイドしない。

 

戦跡ツアーで、

事前にリクエストいただければ検討する。

 

戦跡ツアー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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