赤い花をつけるキンチョウ(錦蝶)
目次
概要
冬場に、
赤い花をつけるキンチョウ(ベンケイソウ科・外来種)。
小笠原では、栽培個体と野生化個体ともにある。
野生化個体は
夜明道路沿いの擁壁などで見られる。
原産地はマダガスカル。
小笠原への定着は戦時中以降のよう。
(要調査)
増殖は、
おもに不定芽によるが、種子もつけるよう。
(要精査)
本種は多年草で一回結実性のようだ。
つまり、開花するとその株は枯れる
(例外はあるよう)
開花(’24/1月下旬)
’24/1月下旬、
キンチョウ(ベンケイソウ科・外来種)の開花確認。
開花を見たのは、
夜明道路沿いの擁壁で野生化個体群。
ふもとに近い場所で群生して生えている。
花色は、
トウロウソウよりさらに赤味が強い。
トウロウソウと違い萼片は短め。
和名
キンチョウは「錦蝶」と書く。
語源は中国名の音読みからのようだ。
つまり、
錦も蝶も関係があるわけではなさそう。
実際の様子
普段生えている様子
花を咲かせる株は花茎がのびる
花茎がのびて開花した株
花茎の先端
順次、開花し始めている
花は赤味が強い
花筒が長く先が4裂
花は4裂、おしべ8、めしべは4心皮
ベンケイソウ科
小笠原で見られる、
自生あるいは野生化のベンケイソウ科植物は4種。
本種、トウロウソウ(前述)、ムニンタイトゴメ、
ムコジママンネングサなどである。
そのうち
ムニンタイトゴメ、ムコジママンネングサは固有種。
見るには
都道夜明道路奥村から長崎間で
擁壁沿いにところどころ生えている。
他も探せばあるだろう。
ツアーで紹介することはほぼない。
開花すると、目立つので、
各種ツアーで紹介する場合がある。
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