「歴史と風土」(司馬遼太郎)
目次
概要
1998年発行、
「歴史と風土」(司馬遼太郎)。
この本は文庫オリジナルで、司馬氏の談話集。
大きくは、
「歴史と風土」15編と「隣の土々(くにぐに)」3編。
「歴史と風土」15編は、1971-1974年ごろで、
「隣の土々(くにぐに)」3編は1982年。
編ごとのテーマは多岐にわたる。
年代・地域ももかなり幅広い。
テーマごとの時代背景や人物の生き様が、
よく語られている。
日本そのものの見方はとても参考になる。
司馬氏は、日本とは、日本人とはを
つくづくよく考えていた作家だと思う。
辺境史観
解説の磯貝勝太郎氏は、
司馬氏は「辺境史観」をもつ作家と書いている。
日本そのものが辺境だから、
日本人はみなそうなのかもしれない。
「日本辺境論」(内田樹)という本もあるぐらいである。
内田樹 『日本辺境論』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
参考:司馬作品
司馬 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)