小笠原マルベリー

「歴史と風土」(司馬遼太郎)


 

 

 

概要

 

1998年発行、

「歴史と風土」(司馬遼太郎)。

文春文庫『歴史と風土』司馬遼太郎 | 文庫

 

この本は文庫オリジナルで、司馬氏の談話集。

大きくは、

「歴史と風土」15編と「隣の土々(くにぐに)」3編。

「歴史と風土」15編は、1971-1974年ごろで、

「隣の土々(くにぐに)」3編は1982年。

 

編ごとのテーマは多岐にわたる。

年代・地域ももかなり幅広い。

 

テーマごとの時代背景や人物の生き様が、

よく語られている。

日本そのものの見方はとても参考になる。

 

司馬氏は、日本とは、日本人とはを

つくづくよく考えていた作家だと思う。

 

 

 

 

辺境史観

 

解説の磯貝勝太郎氏は、

司馬氏は「辺境史観」をもつ作家と書いている。

 

日本そのものが辺境だから、

日本人はみなそうなのかもしれない。

「日本辺境論」(内田樹)という本もあるぐらいである。

内田樹 『日本辺境論』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)

 

 

 

 

参考:司馬作品

 

司馬 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

「歴史と視点 -私の雑記帖-」(司馬遼太郎)

 

「この国のかたち 一~六」(司馬遼太郎)

 

司馬遼太郎記念館(2022年5月訪問)

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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