小笠原マルベリー

「以下、無用のことながら」(司馬遼太郎)


 

 

目次

概要

 

2001年発行、

「以下、無用のことながら」(司馬遼太郎)。

文春文庫『以下、無用のことながら』司馬遼太郎 | 

 

単行本未収録のエッセイからの71篇。

テーマは多岐に渡る。

 

「以下、無用のことながら」というのは

1篇のタイトルからである。

その1篇は江戸時代の優里の話。

だからこそ、

このタイトルだったというのは分かる。

 

しかし本書全体では

それほど「無用のことながら」とは思えない。

 

エッセイながら、

知識・蘊蓄としてとして役立つことも多々ある。

 

ただし、

10篇以上弔辞としての文章がある。

ここは、司馬氏の文章はさすがと思うが、

亡くなった人物をよく知らないとややピンとこない。

 

 

 

 

 

目次

 

新春漫語 綿菓子  普天の下 笑えない理由 

心のための機関 古本の街のいまむかし 駅前の書店 

学生時代の私の読書 つたなき五官 

昇降機(エレベーター) 私の播州 活字の妖精

自作発見『竜馬がゆく』 

火のぐあい――成瀬書房版『故郷忘じがたく候』後記

『翔ぶが如く』について 官兵衛と英賀(あが)城

『この国のかたち』について 文化と文明について 

概念! この激烈な 日韓断想 バスクへの尽きぬ回想

人間について 天人になりぞこねた男 大垣ゆき

宇和島人について 博多承天寺雑感 米朝さんを得た幸福

魚の楽しみ――『湯川秀樹著作集』が出ることをきいて

本の話――新田次郎さんのことども 若いころの池波さん

弔辞――藤澤桓夫先生を悼む 弔辞――山村雄一先生を悼む

二十年を共にして――須田剋太画伯のことども

井伏さんのこと 非考証・蕪村 毛馬 非考証・蕪村 雪

『三四郎』の明治像 渡辺さんのお嬢さん――子規と性について

沈黙の五秒間――私にとっての子規 ほか

 

〈解説〉 書くこと大好き人間ここにあり 山野博史

 

 

 

 

参考

 

司馬 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

図書 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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