小笠原マルベリー

テリハニシキソウ(大神山パノラマ展望台付近)


 

概要

 

父島中山峠や兄島見返山に自生するといわれる、

テリハニシキソウ(トウダイグサ科・固有種)

 

無毛のテリハニシキソウ、分布はごくわずか

 

父島・中山峠の自生地は知っているが、

兄島・見返山の自生地はいまだ未確認である。

 

小港~中山峠ルート・・南・北の展望が抜群

 

しかし、灯台下暗しで、

まちなかにある大神山でも生えていた。

 

大神山(大神山公園と大神山神社)

 

場所は

大神山の一番高いところのパノラマ展望台。

 

先端部の舗装路脇などに10個体程度生えている。

50mほどの手前の休憩所は、

別種(シマニシキソウ)であった。

 

両種をきちんと見分けられれば、

テリハニシキソウを近い場所で見られることになる。

 

いずれにせよ、

両種は地上部をはうように生えている。

かなり地面に注意しないと見逃してしまう。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

パノラマ展望台

 

パノラマ展望台先端

 

舗装路脇にテリハニシキソウが生える

 

 

全景

葉も茎も無毛

 

別個体 全景

 

杯状花序に多数の花

花弁はない

 

 

1つの花序に、

雌しべのある雌花1、雄しべのある雄花複数

 

赤く見えるのがめしべ子房が膨らんでいる部分

その先に赤い柱頭も見える

 

白くまっすぐのびているのが複数のおしべ

 

白い花びらのように見えるのは腺体の付属体

内側にある鶯色が蜜を分泌する腺体

 

 

 

手前の休憩所

 

 

50mほど手前の休憩所

舗装脇にシマニシキソウ

 

全景

 

同上個体拡大

葉や茎に毛がある

 

 

 

見るには

 

大神山は自由に歩けるルート。

 

パノラマ展望台は大神山の最高地点にある。

地上部からだと20分ほどかかる。

どこの入口からでもそう変わらない。

 

ツアーで行くことはまずない。

 

全ツアーメニュー

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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