シマタイミンタチバナ開花(’24/2月初旬)
目次
概要
’24/2月初旬、
シマタイミンタチバナ(サクラソウ科・固有種)が
開花をしていた。
本種は雌雄異株。
開花を確認したのは長崎付近の雌株。
(まだ雄株の開花は確認していない)
開花時期は、
昨年とさほど変わっていないかと思う。
本種の花は
前年までの葉腋跡から出て複数個が束生する。
そのため、つぼみのうちは、
枝に粒状のものがついているように見える。
その後、開花するが、花はごく小ぶりで
かなり近づかないとわかりにくい。
現地の様子
開花個体全景
長崎付近の歩道沿い
樹冠部分
枝に多数のつぼみと花
前年までの葉腋跡から出て複数個が束生
枝につぼみや花がまとまってついているように見える
雌株の花
めしべがはっきりとしている
雌株の花は緑白色5裂、
退化したおしべ5、緑っぽいふくらんだ柱頭1( 柱頭は長卵形)
葉は枝先に集中し
つきかたは互生
葉の形は狭倒卵形(基部が細く、先が広い)、全縁
葉の表面はつやがある
葉柄や葉の基部は紫赤色を帯びる
見るには
東平、旭山、長崎などで見られるが、
ルート沿いでの個体数はかなり少ない。
自分で見つけるのはやや難しい。
目立たない樹種なので、
普段はほとんど紹介していない。
花期には、森歩きのツアーでご紹介する。
興味のある方はリクエストを。
前の記事へ
次の記事へ