小笠原マルベリー

センダン開花確認(’24/3月下旬)


 

 

概要

 

 

’24/3月下旬、

センダン(センダン科・広域分布種)が開花した。

2か所で確認した。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(38)センダン

 

開花時期は昨年とさほど変わらないかと思う。

 

センダン開花確認(’23/3月中旬)

 

小笠原の自生種では、数少ない落葉樹である。

 

センダンは自生種ではあるが、

集落内での植栽個体もいくつかある。

 

サクラの仲間と違い、

本種は新葉が出てから開花する。

花はほんのりとした薄紫で芳香がある。

 

 

 

 

 

開花の様子

 

 

 

開花を確認した個体(植栽個体)

 

 

まだ開花している花序はわずか

 

複集散花序に多くの花をつける

 

花は薄紫5弁花、芳香あり

 

おしべ10で、

濃紫色の花糸が合着し筒状になり、

その内側に黄色味をおびた葯が10

筒状部の中心にめしべ1

 

 

筒部 拡大

 

合着した濃紫の花糸と、内部に黄色味の葯10

 

 

木肌は白っぽく、明瞭な縦筋

 

 

 

 

 

見るには

 

父島では

林内でも個体数がそれほど多くはない。

そのため、紹介することは少ない。

 

花期には

むしろ道路沿いの個体で紹介することが多い。

診療所や北袋沢にある個体が見やすい。

 

そういう時期は、

各種ツアーで移動時に紹介したりしている。

 

全ツアーメニュー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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